MDの巣

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私は日本で見かけるMD-80シリーズ(MD-81,MD-87,MD-90)を省略して,MDと呼んでいます。「MDと言えば,MD-11もあるやろー」とつっこみが入りそうですが,もうMD-11は日本の航空会社には無く,また国内線オンリーになった大阪国際空港(うーん。伊丹の方がしっくりするなー)では,見ることができません。なのでMDと略してもいいかなっと。

前置きが長くなりましたが,今回はそのMDに関する話題です。大阪国際空港のターミナルビル4階の展望デッキは,素敵な場所のひとつです。ぼぉーと飛行機を見るのもよし,必死に撮影するのもよし,(夜にロマンティックなデートをするもよし?)。ただ私にとって,ひとつだけ難点があるのです。伊丹を離発着するMDの多くが,ターミナルの最も北側のスポット(20~25番ゲートのあたり)を使っています。その場所は,展望デッキの最も北側に行っても,ターミナルビルが障害になってよく見えません。なので,離着陸の際に誘導路を移動する時しか,近くではMDを見られないのです。いつしか私はその場所を,「MDの巣」と名付けました。特に朝1番の時間帯は,早朝の出発便の機材となるMD達がうようよいて,一度,近くで見てみたいと思っていました。でも,そのためには,朝1番の時間帯に,搭乗する旅客としてそこにいなければなりません。なかなかその機会に恵まれませんでした。

でも,ついにそのチャンスが来ました。朝1番の便で東京に行くことになったのです。セキュリティーチェックのオープンを待ちかまえて中に入り,ターミナルビルを北へと急ぎました。そうすると,いる,いる。たくさんのMD達が,今日の出番を待っていました。窓に張り付きながら,その姿を順にカメラに納めていきました。この日は残念ながら,JAL新塗装機ばかりが近くにいて,旧JAS塗装機を間近で見る事はできませんでしたが,なかなか楽しい時間となりました。写真は,そのうちの1枚です。まだ,朝焼けの名残のある空の色でした。